note記事で書いた7つのステップと4つの係数について、各段の「やりがちな失敗」「見分け方」を展開したもの。全体の構造図もここに置く。
縦の7つが地図を描き直すまでの流れ。7まで行ったら1に戻る。右の4つは7つ全部の出来を上下させるもの。「人に伝える」は必須じゃなくて、他人が絡むときだけ通る。
note記事では骨格だけ書いた。ここでは各段の「やりがちな失敗」「見分け方」を展開する。できることより、失敗の形のほうが輪郭がはっきりする。
7つは「これから何をするか」の向きで書いてあるけど、逆向きに走らせると原因分析になる。使うステップは同じで、向きが違うだけ。
| ステップ | これから(予測) | なんでこうなった(原因) |
|---|---|---|
| 4 他に手はない? | やり方を複数出す | 原因の候補を複数出す |
| 5 どうなる? | やったら何が起きる? | その原因が本当なら、他に何が見えるはず? |
| 6 どれ? | どのやり方でいく? | どの説明を採る? 落ちる説明はなぜ落ちる? |
| 7 どうだった? | 結果を見て地図を直す | 説明と合わない事実を見つけて、説明を捨てる |
「原因分析が上手い」は、そのままだと頭のよさの証拠にならない。
つじつまの合う話を作る力って、実はかなり安い。人間の脳は「なんでも理由をつけたがる」ので、どんな結果にも後から筋の通った話を作れてしまう。しかも説明が上手い人のところでこそ、間違った説明が通ってしまう。
だから2つに割る必要がある。話を作れるのは安い。その話が他の説明より本当らしいと示せるのが希少。示せてる印は3つ。①原因の候補が複数出てる ②「その説明が正しいなら、他にこれも起きてるはず」が言える ③反例がどこにありそうかを自分から挙げられる。
自分の考えを、他人が言ったことみたいに眺められるか。「いまの俺、都合よく考えてない?」「これに固執してるのは、正しいから? それとも引っ込みがつかないから?」が自分に向けられる状態。あと「もうこれ以上考えても精度上がらないな」と気づいて切り上げる判断もここ。
同時に何個のことを頭に置いておけるか。机が狭いと、1つ出すたびに1つしまうことになる。だから複雑な話ほど途中で何かが落ちる。これがステップ3〜5の天井を決める。
自分の頭の外にあるものを使う力。これは弱いステップを、まるごと他人に代わってもらえる唯一の項目なので、他と性質が違う。中身は6つ。
6つ揃って初めて効く。上の2つだけ強いと「顔は広いけど答えが雑」、5番目だけ強いと「批判はできるけど自分では動かない」になる。
同じ一周を、どれだけ短い時間で、どれだけ少ない試行で回せるか。ただしこの4つは補い合うので、遅くても他が強ければ総合は高い。「遅いけど頭いい」は、この作りだと普通に成立する。